「馬脚を露す」とは、隠していた悪事や本性が、つい現れてしまうこと。
読み方
- ばきゃくをあらわす
意味
隠していた悪事や本性が、つい現れてしまうこと。
由来
昔の芝居で、馬の役者がうっかりと人の足を露わしてしまうことから、この言葉が生まれました。
使い方
「馬脚を露す」は、以下のような状況で使われます。
- 悪事を隠していた人が、つい証拠を残してしまう
- 本性を隠していた人が、うっかり本音を出してしまう
- 嘘をついていた人が、つい矛盾を露呈してしまう
例文
- 彼は、いつもは真面目な顔をしているが、お酒が入ると本性を露わし、暴力を振るう。
- 彼女は、いつもは親切なフリをしているが、人の悪口を陰で言っているのを聞いてしまった。
- 彼は、いつもは誠実なフリをしているが、実はお金にルーズなことが発覚した。
類義語
- 尻尾を出す
- 狐狸の化けの皮が剥がれる
- 本性を現す
- 正体がバレる
- 偽りが露呈する
- 虚偽が露呈する
- 嘘がバレる
- 偽装がバレる
- 欺瞞がバレる
- ごまかしがバレる
対義語
- 隠す
- 覆い隠す
- 秘匿する
- 秘密にする
- 隠密
- 秘密
- 覆面
- 匿名
- 無記名
- 仮名
補足
「馬脚を露す」は、ネガティブな意味 で使われることが多いです。
悪事や本性を隠していた人が、うっかりとそれを現してしまう様子を表現するときに用いられます。
参考URL:
第199回 「馬脚を○○」 - 日本語、どうでしょう?