「顰に倣う」とは、むやみに人の真似をすること

「顰に倣う」とは、むやみに人の真似をすること。

意味:

  • 顰(ひそみ)とは眉をしかめること。
  • 美しい西施が眉をしかめても美しく、それを真似た醜女が滑稽になった故事から、むやみに人の真似をすること。
  • 考えずに真似をして失敗することや、笑い者になることを意味する。

例文:

  1. Aさん: あの人の服装を真似して、私も買ってみたけど、全然似合わなかった。顰に倣ってもダメね。
  2. Bさん: 流行りの投資に手を出したら、大損してしまった。顰に倣ってはダメだと学んだよ。
  3. Cさん: 彼はいつも人の意見に流されやすい。顰に倣って、自分で考えることを忘れないようにしないとね。

類義語:

  • 猿真似(さるまね)
  • 鸚鵡返し(おうむがえし)
  • 形だけ真似る
  • 見よう見真似
  • 盲目的に従う

対義語:

  • 独自の判断
  • 自分の考えを持つ
  • 深く考える
  • 理屈を理解する

注意点:

  • 顰に倣うは、ネガティブな意味で使われることが多い。
  • 真似をすることが悪いというわけではないが、状況や自分の能力を考慮して、慎重に行うことが大切。

補足:

  • 顰に倣うの故事は、中国の思想家・荘子の著書「荘子」の「天運」篇に由来する。
  • 西施は、中国春秋時代の越国の美女。眉をしかめた姿も美しく、それを真似た醜女が滑稽になったという故事。

参考URL:
顰みに倣う(ひそみにならう)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

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