「弁慶の立ち往生」とは、進退きわまって、どうにもならないこと。
読み方: べんけいのたちおうじょう
意味:
- 進退きわまって、どうにもならないこと。
- 絶望的な状況に陥ること。
語源:
- 源義経一行が奥州へ向かう途中、安宅の関で富樫泰家によって阻まれた際、弁慶が義経になりすまして敵を欺き、時間稼ぎをしたという故事から。
- 弁慶は、義経を守りながら、橋の上で大長刀を杖にして立ち往生し、壮絶な最期を遂げた。
例文:
- 会社が倒産し、路頭に迷う。まさに弁慶の立ち往生だ。
- 病魔に侵され、治療法が見つからず、絶望的な状況に陥る。まさに弁慶の立ち往生である。
- 彼は、敵に囲まれ、もはや逃げ道はない。弁慶の立ち往生となった。
類義語:
- 進退窮まる
- 袋小路
- 絶体絶命
- 四面楚歌
- 背水の陣
対義語:
- 希望
- 活路
- 好転
- 解決
- 助かる
注意点:
- 弁慶の立ち往生は、悲劇的な故事である。
- 現代では、様々な状況で使われる。
補足:
- 弁慶の立ち往生は、歌舞伎や能などの題材にもなっている。
参考URL:
【第18回 弁慶の立ち往生】こんなにも面白い医学の世界 からだのトリビア教えます|プライマリケアと救急を中心とした総合誌:レジデントノートホームページへようこそ - 羊土社