「対岸の火事」 とは、自分に関係のない出来事や災害を、他人事のように冷めた目で見ている様子を表す慣用句です。
意味
- 自分には影響がないので、他人事のように気楽に見ている様子
- 危機感や当事者意識がなく、無関心でいる様子
- 悲惨な状況でも、自分には関係ないと冷めた目で見ている様子
由来
この慣用句は、川を挟んで向こう岸で起こっている火事の様子を、こちら岸から他人事のように眺めている様子から由来しています。
使い方
「対岸の火事」は、以下のような場面で使われます。
- 自分に関係のない出来事に対して、無関心な態度を示すとき
- 他人の不幸を冷めた目で見ているとき
- 危機感や当事者意識を持つように促したいとき
例文
- あの事故は他人事じゃない、明日は我が身かもしれない。対岸の火事と思っていてはいけない。
- 会社の業績が悪化しているのに、彼は対岸の火事のように他人事だ。
- 地球温暖化は対岸の火事ではない。私たち一人一人が問題意識を持って行動を起こさなければならない。
類義語
- 他人事
- 無関心
- 冷淡
対義語
- 当事者意識
- 危機感
- 人ごとではない
注意点
「対岸の火事」は、必ずしも批判的な意味合いを持つわけではありません。
参考URL:
対岸の火事(タイガンノカジ)とは? 意味や使い方 - コトバンク
参考例
- 彼はいつも他人事のように物事を眺めている。対岸の火事だと思っているようだ。
- 会社が倒産しても、彼は対岸の火事のように他人事だった。
- あの戦争は対岸の火事ではない。世界中の人々が問題意識を持って行動を起こさなければならない。