「なきにしもあらず」とは、全く無いとは言えないという意味。
読み方: なきにしもあらず
意味:
- 全く無いとは言えない。少しはある。
- あり得ない話ではない。
語源:
- 古文の「無し」と「非ず」を組み合わせた表現。
類義語:
- 否定できない
- あり得ない話ではない
- 一理ある
- 可能性はゼロではない
- 無きにしも非ず
対義語:
- あり得ない
- 全く無い
- 否定する
- 認められない
- 無稽
例:
- 彼は、試験に落ちる可能性は全くないと自信を持っている。しかし、なきにしもあらずだ。
- 彼女は、宝くじに当たるなんて夢にも思わない。しかし、なきにしもあらずだ。
- この計画は、失敗する可能性もある。しかし、なきにしもあらずだ。
補足:
- 「なきにしもあらず」という言葉は、必ずしも肯定的な意味合いではありません。
- 可能性は低いながらも、否定できないというニュアンスを含みます。
例文:
- A: 彼は、いつも完璧な仕事をするね。
- B: そうだね。でも、なきにしもあらずだ。誰でもミスはするからね。
- A: 確かに。私も気を付けようと思う。
- B: いいね。誰でも完璧ではないからね。
- A: そうだね。これからも努力を続けようと思う。