「脛に疵(傷)を持つ」とは、後ろ暗いところがあって、常に不安をいだいていることのたとえ。
意味:
- 過去に悪事を行った者、後ろ暗いところがあって、常に不安をいだいていることのたとえ。
- 人には隠しているが心にやましいことがあること。
語源:
- 脛(すね)は、傷がつきやすい部位であることから、転じて「弱み」や「欠点」を表すようになった。
類義語:
- 傷持つ足
- 罪障感を持つ
- 後ろ暗い
- 心に鬼を持つ
対義語:
- 清廉潔白
- 正直
- 真っ正直
例文:
- 彼は脛に疵を持つ男だから、信用できない。
- 脛に疵を持つ者同士、気が合うのかもしれない。
- 過去の過ちを背負いながら、彼は懸命に生きている。
補足:
- この言葉は、必ずしも悪い意味で使われるわけではありません。
- 過去の過ちを反省し、それを糧にして生きている人に対しては、むしろ尊敬の念を込めて使われることもあります。