「幽霊の正体見たり枯れ尾花」とは、恐れられている人や物の実体がつまらないものであることのたとえ。
意味:
- 幽霊だと思って恐れていたものが、よく見たら枯れたススキだった。
- 恐れられている人や物の実体がつまらないものであることのたとえ。
- 薄気味悪く思うものも、その正体を確かめてみると、実は少しも怖いものではないというたとえ。
- 怖い怖いと思うと、なんでもないものまでとても恐ろしく感じられるものである。
読み方: ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな
語源:
- 江戸時代の俳人、横井也有(やゆう)の俳句「化け物の 正体見たり 枯れ尾花」に由来します。
類義語:
- 思い込みは怖い
- 見かけは人を騙す
- 疑心暗鬼
- 穿鑿
- 杞憂
対義語:
- 真実
- 正体
- 本質
- 実態
- 真相
例文:
- 遠くから見ると人影に見えたが、近寄ってみたら枯れ木だった。まさに幽霊の正体見たり枯れ尾花だ。
- あの人は一見怖そうに見えるが、話してみるととても優しい人だった。幽霊の正体見たり枯れ尾花だね。
- 物事をよく見極めないで判断すると、幽霊の正体見たり枯れ尾花のようなことになるので注意が必要だ。
補足:
このことわざは、
- 物事を表面だけで判断してはいけない
- よく見極めて真実を見極めることが大切
といった教訓を私たちに与えてくれます。
参考URL:
幽霊の正体見たり枯れ尾花(ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな)とは? 意味・読み方・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書