「地震雷火事親父」とは、世の中で恐ろしいものを並べた表現。
意味:
世の中で恐ろしいものを並べた表現。
読み方: じしんかみなりかじおやじ
語源:
- 江戸時代後期には、「地震雷火事」の後に「大風」が加えられていた。
- 明治時代以降、「大風」が「親父」に置き換えられた。
- 当時の日本では、家父長制が厳しく、父親は家族にとって絶対的な権力者であった。
- そのため、父親の怒りは、地震や雷、火事と同等に恐ろしいものと考えられていた。
例文:
- 子供は、地震雷火事親父を恐れて、夜泣きをする。
- 会社の社長は、地震雷火事親父のような厳しい人だ。
補足:
- 現代では、家父長制が弱くなり、父親の権威も低下しているため、「地震雷火事親父」という表現は、以前ほど使われなくなっている。
- しかし、今でも、恐ろしいものを並べたいときなどに、この表現が使われることがある。
参考URL:
〔其ノ四〕「地震、雷、火事、親父」の話 - 消防防災博物館