「二の句が継げない」とは、驚きや恐怖で、次の言葉が思い浮かばないこと。
読み方: にのくがつげない
意味:
- 驚きや恐怖で、次の言葉が思い浮かばない。
- 非常に困って、どうしたらよいか分からない。
語源:
- 雅楽で、朗詠の詩句を三段に分けて歌うときの第二段の詩句を「二の句」といいます。
- 二の句は独唱から斉唱に移るため、高音を引き継ぐのに息が切れて困難なことから、とっさに次の言葉が出ない、見つからない場合などに「二の句が継げない。」 という言い方をします。
類語:
- 息を呑む
- 言葉もない
- 呆然とする
- 茫然自失
- 魂消る
- 度肝を抜かれる
- 肝を冷やす
- 肝を潰す
例文:
- あまりに驚いて、二の句が継げなかった。
- 彼の突然の死の知らせに、二の句が継げない。
- 問題の難しさに、二の句が継げない。
注意点:
「二の句が継げない」は、主に驚きや恐怖などの感情を表す表現として使用されます。
補足:
「二の句が継げない」は、必ずしもネガティブな意味ではなく、感動や喜びなどの感情を表す場合にも使用できます。
英語表現:
- be speechless
- be struck dumb
- be dumbfounded
- be flabbergasted
- be at a loss for words
- be tongue-tied
- be overwhelmed
- be overcome