「水清ければ魚棲まず」とは、水が清らかすぎると、魚が住めないということわざ。
読み方: みずきよければうおすまず
意味:
水が清らかすぎると、魚が住めないということわざ。
解説:
- 魚は、隠れ場所や餌となるプランクトンを求めて、適度に濁った水域に生息します。
- 一方、水が清らかすぎる水域は、隠れ場所や餌が少なく、魚にとって住みにくい環境となります。
- このことから、このことわざは、極端に潔癖すぎる人や、融通が利かない人は、周囲から敬遠されて、孤立してしまうという意味で使われます。
類語:
- 過ぎたるは及ばざるが如し
- 中庸
- 調和
- 融通
- 円滑
- バランス
- 柔軟
- 折衷
対義語:
- 完璧主義
- 潔癖
- 融通が利かない
- 杓子定規
- 硬直
- 不寛容
- 独善
例文:
- あの人は潔癖すぎて、周りがついていけない。まるで「水清ければ魚棲まず」だ。
- 仕事は完璧主義でいいけど、人間関係は「水清ければ魚棲まず」にならないように気をつけよう。
- あまりにも融通が利かないと、「水清ければ魚棲まず」のように、孤立してしまうよ。
補足:
このことわざは、人間関係だけでなく、様々な場面に当てはめることができます。
- 例えば、ビジネスにおいても、完璧主義や融通が利かない姿勢は、周囲との摩擦を生み、孤立してしまう可能性があります。
- また、教育においても、子供に過度な完璧主義を押し付けることは、子供の成長を妨げる可能性があります。
英語表現:
- Too much of a good thing can be bad.
- There is a happy medium in everything.
- All work and no play makes Jack a dull boy.
- Variety is the spice of life.
参考URL:
水清ければ魚棲まず - ウィクショナリー日本語版