「冷汗三斗」とは、非常に恐ろしい思いをしたり、恥ずかしい思いをしたりして、大量の冷や汗をかくことを意味する四字熟語です。
語源
- 「斗」は、昔の容積の単位で、一斗は約十八リットル。
- 「三斗」は、量の多さを誇張した表現。
意味
「冷汗三斗」は、文字通りに解釈すると、冷や汗が三斗も出るほどという意味です。しかし、実際には、非常に強い恐怖や恥ずかしさを感じている様子を表現する慣用句として使われます。
使い方
「冷汗三斗」は、以下のような場面で用いられます。
- 恐怖を感じたとき
- 恥ずかしい思いをしたとき
- ドキドキしたとき
- ハラハラしたとき
例文
- プレゼンテーションの発表中に、冷汗三斗をかきながら話した。
- 先生に怒鳴られて、冷汗三斗となった。
- ジェットコースターに乗っていて、冷汗三斗だった。
- 試験の結果発表を待っている間、冷汗三斗だった。
類義語
- 肝を冷やす
- 魂が飛ぶ
- 青ざめる
- 顔面蒼白
- 息を呑む
対義語
- 泰然自若
- 冷静沈着
- 余裕綽々
- 平然
- 落ち着き払う
英語表現
- break out in a cold sweat
- be scared to death
- be terrified
- be mortified
- be embarrassed
注意点
「冷汗三斗」は、実際に冷や汗をかくほどではない場合でも、強い恐怖や恥ずかしさを表現するために用いることがあります。
補足
「冷汗三斗」は、日本語独特の表現であり、英語などの他の言語に直接的な翻訳はありません。