「茶々を入れる」とは、邪魔をする、口を出すという意味を持つ慣用句です。
- 邪魔をする
- 仕事や作業の途中、関係のないことを話したり、余計な口出しをしたりして、邪魔をすることです。
- 集中力を妨害したり、スムーズな進行を阻害したりする行為を指します。
- 口を出す
- 自分の意見や考えを、必要以上に主張したり、議論に横から口出ししたりすることです。
- 必ずしも悪い意味ではなく、活発な意見交換を促す場合にも使われます。
語源:
- 室町時代に、戦国武将の前田利家が、茶会中に家臣たちの意見を遮って自分の意見を述べたことから、「利家茶々を入れる」 という言葉が生まれました。
- これが転じて、現代では「茶々を入れる」 という表現が使われるようになりました。
使い方:
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- の意味の場合は、「邪魔をする」 や 「妨害する」 などの類義語を使うことができます。
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- の意味の場合は、「口を出す」 や 「意見する」 などの類義語を使うことができます。
例文:
- 彼は、いつも私の仕事に茶々を入れてくる。
- 会議中に、関係のない話を茶々を入れるのはやめてください。
- 彼女は、議論に積極的に茶々を入れ、活発な意見交換を促した。
類義語:
- 邪魔をする
- 妨害する
- 口を出す
- 意見する
- 横やりを入れる
対義語:
- 静かにする
- 黙る
- 従う
- 賛成する
- 協調する
補足:
- 「茶々を入れる」 は、日本語の日常会話でよく使われる表現です。
- 英語では、"interrupt" や "interfere" など、状況に合わせて訳語が異なります。
例文:
- 子供たちが遊んでいるところに、大人が茶々を入れるのは良くない。
- 彼は、いつも人の話を遮って茶々を入れるので、嫌われている。
- 彼女は、会議に積極的に茶々を入れ、建設的な意見を述べた。
「茶々を入れる」 は、状況によってポジティブにもネガティブにも解釈される言葉です。