「舌が回る」とは、言葉がスムーズに出てきて、淀みなく話せる様子を表す慣用句です。
- 滑らかに話せる
- 言葉がスムーズに出てきて、淀みなく話せる様子を表します。
- セリフを覚えるのが得意な人や、生まれつき口が達者な人など、話すことが得意な人を指す場合もあります。
- 具体的には、以下のような状況で使われます。
- 早口言葉や難しい言葉を、すらすらと発音できる。
- 相手を惹きつけるような、魅力的な話し方をする。
- 場を盛り上げるような、ユーモアのある話をする。
例文
- アナウンサーは、舌が回るように訓練されている。
- あの子は、舌が回るから、どんな相手でもすぐに仲良くなれる。
- 彼は、舌が回るので、プレゼンが上手い。
類語
- 口達者
- 滑舌が良い
- 口が回る
- 饒舌
- 流暢
対義語
- どもる
- 訥弁
- 吃音
- 口下手
- 不器用
- 言い訳が上手い
- 本当のことを隠して、巧みに言い訳をする様子を表します。
- 責任を逃れようとしたり、自分の行動を正当化しようとしたりするような状況で使われます。
- 具体的には、以下のような状況で使われます。
- 失敗を認めずに、責任を他人に転嫁する。
- 嘘をついて、自分の行動を正当化する。
- 巧みな言葉で、相手を騙す。
例文
- 彼は、舌が回るから、どんな問題でも言い訳できる。
- 彼女は、舌が回るので、先生に怒られない。
- あの人は、舌が回るので、いつも信じてしまう。
類語
- 言い訳がましい
- 詭弁
- 口先だけ
- 八方美人
- 巧言令色
対義語
- 正直
- 真面目
- 誠実
- 責任感
- 信頼
「舌が回る」の使い方の注意点
「舌が回る」は、ポジティブな意味だけでなく、ネガティブな意味も持ちます。
- 滑らかに話せる
- 相手を褒める場合や、その人の能力を評価する場合に使うことができます。
- 例えば、「彼は舌が回るから、営業成績がトップだ」のように使えます。
- 言い訳が上手い
- 相手を批判する場合や、その人の行動を否定する場合に使うことができます。
- 例えば、「彼は舌が回るので、信用できない」のように使えます。
状況に合わせて、適切な意味で使われるように注意が必要です。