「白眉」とは、優れた人や物の中で、特に優れているものを表す慣用句です。
読み方
「はくび」
由来
中国の三国時代の蜀の馬氏には五人の兄弟がいて、そろって優秀でしたが、特に長男の馬良が最も秀でていたと評判でした。
当時の人々は、馬良のことを「白眉馬氏」と呼び、その中で特に優れた人物を「白眉」と称しました。
意味
「白眉」は、以下のような状況で使われます。
- 多くの中で、最も優れた人や物を選ぶ。
- 他に類を見ない、非常に優れた人や物。
- 唯一無二の存在。
例文
- 彼は、今年の新人賞候補の中で「白眉」の存在だ。
- この作品は、彼のこれまでの作品の中でも「白眉」と言える。
- 彼女は、この会社にとって「白眉」のような人材だ。
類語
- 傑出
- 卓越
- 超一流
- 最高
- 唯一無二
対義語
- 平凡
- 凡庸
- 劣等
- 最低
- 二流
「白眉」の使い方
「白眉」は、非常に優れた人や物に対して、賞賛の気持ちを込めて使う慣用句です。
ただし、使い方を誤ると、相手を傲慢に扱う印象を与えてしまう可能性があるため、注意が必要です。
「白眉」は、以下のような点に注意して使うと良いでしょう。
- 本当に優れた人や物に対してのみ使う。
- 謙虚な気持ちで使う。
- 相手を不快にさせない言い方をする。
参考URL:
白眉 - Wikipedia