「待たれる身より待つ身はつらい」は、待たされる側の方が、待たせる側よりも辛く感じるという意味を持つ慣用句です。
読み方
「まを持たれるみよりまつみはつらい」
由来
この慣用句の由来は諸説ありますが、平安時代の歌物語「伊勢物語」の一節「待つほどに逢ふぞうれしき別れこそは」が元になったと考えられています。
意味
「待たれる身より待つ身はつらい」は、以下のような状況で使われます。
- 相手が来ない、連絡がないなど、待たされる時間が長く、不安や焦りを感じる。
- 何もすることができず、ただ待つだけの時間が苦痛に感じる。
- 待っている間に、様々な悪い想像をしてしまう。
例文
- 試験の結果発表を待つのは、「待たれる身より待つ身はつらい」。
- 彼との待ち合わせ、時間になっても来ない。「待たれる身より待つ身はつらい」。
- 彼女は、彼の帰りを待っている間、「待たれる身より待つ身はつらい」と、様々な悪い想像をしてしまった。
類語
- 待ち遠しい
- 焦燥
- 不安
- 退屈
- 空虚
対義語
- 待つのが苦にならない
- 余裕
- 平静
- 安定
- 充実
「待たれる身より待つ身はつらい」の使い方
「待たれる身より待つ身はつらい」は、以下のような点に注意して使うと良いでしょう。
- 実際に自分が待たされている状況で使う。
- 待たされることの辛さを表現する。
- 相手に同情を求めるようなニュアンスで使うこともできる。
例文
- ごめんね、待たせてしまって。やっぱり「待たれる身より待つ身はつらい」よね。
- 試験の結果発表まであと数日。「待たれる身より待つ身はつらい」けど、もうちょっと頑張ろう。
参考URL:
「待たれる身より待つ身は辛い」意味や読み方