「独壇場 」とは、その人だけが思いのままに振る舞うことができる場所や場面を表す慣用句です。
意味
- その人だけが思いのままに振る舞うことができる場所や場面。
- 他の人を圧倒するほど優れた能力や技量を発揮する場面。
解説
「独壇場」は、本来は「独擅場」と書き、「擅」は「ほしいままにする」という意味です。しかし、「擅」と「壇」の字形が似ていることから、「独壇場」と表記されることが多くなりました。
例文
- あの歌手は、ステージ上では独壇場だ。
- 彼の実力は、この業界では独壇場だ。
- 彼女は、議論の場において独壇場を演じた。
類義語
- 独擅場
- 独り舞台
- 一人舞台
- 無双
- 圧倒
対義語
- 競争
- 競争相手
- 互角
- 水準
- 平均
参考URL:
「独壇場」「独擅場」? | ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所
その他
「独壇場」は、ポジティブな意味だけでなく、ネガティブな意味で使われることもあります。例えば、「彼はいつも議論で独壇場を演じて、他の人の意見を聞かない」というように、自分の意見ばかり主張して他の人を排除するような様子を表す場合にも使われます。