「にべもない 」とは、愛想がない、素っ気ない話し方や態度をするという意味の慣用句です。
意味
- 愛想がない、素っ気ない話し方や態度をする。
- 冷淡で、無情である。
- 反応や返答がない。
語源
「にべ」は、ニベ科の魚の鰾(うきぶくろ)を原料にした膠(にかわ)のこと。膠は粘り気が強いことから、「にべ」には粘り気や感情といった意味合いが含まれるようになりました。「にべもない」は、そのような粘り気や感情が全くない様子を表す言葉です。
例文
- 彼女は、彼に振られてから、にべもない。
- 店員は、客の質問ににべもなく答えた。
- 彼は、私の訴えににべもなく耳を傾けようとしなかった。
類義語
- 愛想がない
- 素っ気ない
- 冷淡
- 無情
- 無反応
- 無愛想
対義語
- 愛想が良い
- 親切
- 優しい
- 温かい
- 熱心
参考URL:
語源・由来|「にべもない」「しっぺ返し」 | 世田谷自然食品
その他
「にべもない」は、相手に対してマイナスの印象を与える表現です。使う際には、相手との関係性や状況に配慮する必要があります。
例文
- 店員のにべもない態度に、思わず怒鳴ってしまった。
- 彼の冷たい対応に、心が傷ついた。